１・・・素粒子の世界・・・
　
　この大きさ実感出来ますか、余りに小さくて想像すらできませんが例えていうなら
　物差しの１ｍｍの中に１兆個入るレベルです。これはヒトを含めたモノを構成する
　最小単位である素粒子の大きさです。私達が見えるのは電子顕微鏡で可能な原子
　までで素粒子は不可能です。では何故あるといえるかというと痕跡によってです。
　つまり影があれば本体は見えなくても何かがあるのが認識できるからです。しかし
　今までに発見されている素粒子を全て足しても、その総量は宇宙全体のエネルギー
　の４％にも過ぎません。つまり残り９６％はダークマターとかダークエネルギーとい
　われる未知の素粒子なのです。それは何かノーベル賞を受賞した小柴先生はじめ
　世界中の科学者が今も追い求めています。

２・・・医学を超えた奇跡・・

　宇宙の９６％がまだ未知の世界であるという事はミクロコスモスである人体の９６％
　についても人間は無知だということです。ＭＲＩを含め最新医学機器で検査しても
　ほんの一部です。私達の身体の内には想像を絶する多くの何かが動いているので
　すから、その影響の無視はとても出来ません。何故そこが気になるのか。私は一時
　的失明の後、サラリーマンから転身し医療の世界に入り以後三十数年整形外科での
　リハを皮切りに指圧師、トレーナー、ボランティア活動を通じて多くの患者さん、ダウン
　症児、被災者の方々など心身に傷害を悲しみをもった方々に接してきましたが、その間
　どれほど多くの医学を超えた奇跡に出逢ってきたかかわかりません。何が起こったのか
　いつも不思議でした。懇意にして頂いてる何人かのドクターも結果オーライとはいえ
　みんな説明つかず最後はいつも「とにかく飲もう！」と。しかし如何に医学的には説明
　つかなくても９６％の部分に何かが起こったと考えれば神様の登場をお願いしなくても
　納得できる気がします。
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３・・・優しい眼差し、一輪の花が・・・

　宇宙の９６％を占めるダークつまり正体不明のもの、これは上述のごとくヒトの身体に
　おいても同じである以上、何をしてもどんなささいな行動でも何か大きなエネルギーが
　動いているはずであり、それは同時に他に影響を与えているはずです。とすれば私達
　が日頃行う、ちょっとした温かい一言、優しい眼差しだけでも無数の素粒子が相手に
　届いているのでは思います。末期ガンの突然の消失の例は枚挙にいとまがありません
　勿論先生方の大変なご尽力もあると思いますが、更に加えて周囲の方々の何かが
　その患者さんの９６％の部分に影響し４％での不具合を治癒させたとしても不思議では
　ないと思います。ヒトだけではありません。花もﾓﾉである以上同じです。９６％の未知の
　エネルギーがあるはずです。一輪の花の美しさがに医学を超えた奇跡をもたらすのも
　その力が病める患者さんの９６％のエネルギーを開花させ自然治癒力という形で病巣を
　取り除いたのではと思えてなりません。
　２０１３年５月号へ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 